
おめでとうーーーーーーーーーー!!!!

んんん???何が起きたの???

実は、当メディアれいほくTVも、1周年を迎えることができたんだよ!
これも、いつも見てくれる皆さまのおかげです!!
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おおおーーー!そっか!!それはめでたい!!

ところで、真顔くん!
もともと、なぜ「れいほくTV」が立ち上がったのかを知っているかな??

え!?それは・・・・。

それはねぇ。
深ーーーい理由があるんです。

藤川社長!!!

「れいほくTV」も1年経ちまして、運営元社長である、藤川社長から改めてお考えをお聞きしたいです!!!!

真顔くん、ちゃっかりしてるね・・・笑

ちょっと恥ずかしいなぁ。
でも、改めて話してもいいかな?

いいとも〜〜!
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れいほくTVの話だけでなく、酒造事業・不動産事業・飲食事業など社長がやられている他の事業についてもお話を聞きたいです!

そうかい?
わかったよ!

わーい!今回は、れいほくTV運営をされている藤川社長のインタビューだ!
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今回インタビューした人

藤川 豊文(ふじかわ とよふみ)
1964年高知県本山町生まれ。本山町で育った後に上京し、建設会社で現場監督や営業を経験する。その後、家業を継ぐために帰郷。藤川工務店の社長に就任し、現在は「ばうむ合同会社」をはじめとするグループ企業で木工製品や焼酎を製造。食品事業部「嶺北麻飯店」や嶺北地域をPRするために「れいほくTV」の運営も行なっている。

藤川社長はれいほくTVの生みの親だよ!

とても優しく、気さくで、いつも僕たちにアドバイスしてくれる頼れる社長だよね!
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シェアハウス・酒造・YouTube運営!? 限界集落から多事業をしかける藤川社長


過去に、れいほくTVでも取材させて頂きましたが、藤川社長は、かなり幅広い事業をされてますよね。
現在はいくつの事業をしているんですか?

現在、藤川工務店だけではなく3つの法人で6つの事業を行っているよ。
その中でも、食品事業、木材加工業、酒造事業は、僕自身が本山町にUターンをしてから始めた事業だね。
①建築業(基礎工事事業、現場管理事業、大工業)
②不動産業(賃貸事業、土地売買事業、建売事業)
③食品事業(弁当惣菜事業)
④木材加工業(木製建具業、木工品、家具)
⑤酒造事業(特産品焼酎)
⑥施設管理事業

ええ!!6つも事業をやっているの??

そうだよ!
特に基盤となる建築業では、一般のお客様から行政機関まで、多くの仕事を行っているよ。
建築物に地元嶺北の木材をふんだんに使うというのが、うちの会社のこだわり!
また、最近では不動産業も行い、家を建てるだけではなく、今ある家を維持することに力を入れているんだ。

建築業も、不動産業も、建物という同じ分野の事業ですもんね!

そうだね!
嶺北地域では、空き家が増えていることが問題になってきているんだ。
住宅は人が住まないと老朽化してしまうため、不動産の流動性を高めることで、住宅を守ることにも繋がりるんだよ。

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なるほど・・・。家を守ることで町も守られますね!
でも、藤川社長。
それ以外にも幅広い事業を行っていますよね??

嶺北地域の魅力を発信する「れいほくTV」、地元のお米を使った「本格米焼酎 天空の郷」、自然の仕組みを体験を通じて伝える「イベントツーリズム」、若者の受け入れ拠点「シェアハウスわんく」など、幅広いことに挑戦しているよ!

YouTube・お酒造り・イベント企画・場作り・・・・っていう並びを見ると、藤川社長が何屋さんなのか分からないや笑

そうかな笑
でも、いろいろな事業に関わらせてもらっている中で、主軸となっているのは工務店の事業だよ!

そういうことですね。
では、まずは工務店に関してのお話を聞かせてください!!!!

いいよー!!
何から話そうか?
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藤川工務店の歴史
藤川工務店HPより
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では、まず基本的なところから・・・。
藤川工務店はいつからある会社なのでしょうか?

大正時代から、嶺北地域で林業・製材等、家づくりに携わっていた歴史があるけど、正式に創業したのは昭和35年だね。
その後、昭和36年には有限会社藤川工務店に組織変更をして、現在では地域にある多くの建物を、藤川工務店が施工しているよ。

かなり長い歴史があるんですね!
ちなみに、行政機関の仕事もされているとのことですが、今までどんな建物を作ったんですか?
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例えば、アウトドアビレッジ本山や、本山町の町営住宅は、藤川工務店が関わらせてもらっているよ。

それはすごい!!!
嶺北で知っている建物の多くを、藤川工務店が作ったんだね。
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建築業を続けるためには山を守る必要がある
藤川社長note「【田舎移住で考える事】田舎起業編⑥~林業~」より

さっき、「嶺北産の木材にこだわっている」と話したけど、嶺北産の木材で建物を建てるためには、嶺北で良い木を育てることも重要なんだよ!

なるほど、確かに言われてみればそういう事になりますよね!

ところでディベくん、木は植えてから何年くらいで木材になるか知ってるかい?

だいたい10年くらいですか?

実は木を切って木材になるには、植えてから50年から100年くらいかかるんだよ。

そんなにかかるんですか!!??
びっくり〜(゚O゚)\
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自然を守るための取り組み
藤川社長note「【田舎移住で考える事】田舎起業編⑨~木材加工から販売 無印良品通販商品にもなった挑戦~」より

そうなんだよ。
長い間育てて、管理しているから、いい木材ができるんだ。

だから社長は自然を大切にしていたり、自然について学べるようなイベントを企画をしているんですね!
いこーよ「6歳になったら机を作ろう!」より
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そういうこと!
具体的には、先人の残してくれた自然の恵みを次世代に伝えるために、「6歳になったら机をつくろう」というイベントを実施しているよ!

それ知ってる〜!れいほくTVで取材したイベントですよね!

親子で本格的な工具を使って、自分の机を手作りするというのは、子供にとっては一生物の体験になりますよね!
しかも、地元の木材を使っているということで、愛着を持って使えそう!

自然環境が破壊されてしまっては、いま僕たちが当たり前にしている生活も崩れてしまうからね。
山と森も生きていて、手入れする必要があるんだっていうことを、伝えたいと思っているよ!

子供は楽しみながら机を作って、自然環境についても学べる一石二鳥の事業だ!

イベントツーリズムのような事業は、建築事業にも良い影響を与えているということですね。
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家を売るのに必要なこと


ここで、質問なんだけど、真顔君は家を売るのにどうすればいいのか分かるかな?

家を売るなら、家を建てて営業してそれを売ればいいんじゃないですか?

真顔君!
家は誰が住むの?
住む人がいなかったら家を作っても売れないよ。

そっかぁ〜!!!

でも、本山町限らずだけど、全国的に地方の人口は減り続けているよね。
年度 | 人口総数(人) |
1965年(S40年) | 7,343 |
1970年(S45年) | 7,052 |
1975年(S50年) | 6,265 |
1980年(S55年) | 6,011 |
1985年(S60年) | 5,566 |
1990年(H2年) | 5,215 |
1995年(H7年) | 4,901 |
2000年(H12年) | 4,657 |
2005年(H17年) | 4,374 |
2010年(H22年) | 4,103 |
2015年(H27年) | 3,573 |
本山町HPより作成
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確かにそうですね。
それにしても、本山町の人口ってこんなに減っているんですね!!??

そうなんだよね。
僕が子供の頃は、本山町には人がもっといっぱいて、賑やかだったんだよ。
やっぱり人がいなくなると、町が活性化しないよね。

う〜ん。
人がいなくなると町が寂しくなりますね。
そして、藤川工務店のお仕事も減ってしまうということか・・・・。
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地域を衰退させないために

だからこそ、色々な事業を通じて、町を活性化させる必要があるんだよ!

なるほどぉ〜!!!
話がつながりましたね!

藤川社長は、町を活性化させるために、木材加工・お酒造り・YouTube運営などの事業をされているんですね!!!

そうだね!
お酒造り・YouTubeでの発信・シェアハウスでの居場所作りなどをすることで、嶺北という地域を知ってもらったり、移住してもらうきっかけを作っているんだ!

そういうことかぁ。
お酒造りは、観光ニーズだけでなく雇用も生み出すことができますもんね。
それをYouTubeで発信しつつ、お試しで住んでみたい人に対しては、シェアハウスを運営しているという感じなんですね!

そういうことだよ!
嶺北で新しい事を始めることで、人が集まって町が盛り上がる。
町に人がいるからこそ、家を建てたいというニーズが生まれる。
だから、工務店に主軸を置きながらも、複数の事業にチャレンジしているんだよ!
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藤川社長が思い描く本山町の姿

藤川社長は、「事業を通して町を活性化させる」ということを目指していると思うのですが、本山町はどのような町になって欲しいと思っていますか?

都会のように便利を追求する必要はないと思っていて、本山町の雄大な自然を活かした町になっていったら良いと思っているよ!
最近できた、アウトドアビレッジ本山なんかは良い例だと思う。
本山町のある嶺北地方には、「まるで雲の上にいるかのような雲海」や「エメラルドグリーンの川」など非日常の景色がたくさんあるからね。

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僕も嶺北の透き通った川や、きれいな山並みは大好き!

この景色に惚れ込んで移住する人も多いよね。
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町づくりは1人ではできない

この美しい嶺北の自然を守っていかないといけないよね。
でも、そのためには僕1人の力だけだと足りないんだ。

・・・・それは、どういうことですか?

さっき、木が育つには50年〜100年の時間が必要だという話をしたよね。
それは、町も同じなんだ!

たしかに!!!!
町を変えようと思ったら、短期間では難しいですよね。

そうそう。
だから、どうしたら自然が好きな人が集まって、事業を継いでくれるサイクルを作れるかをいつも考えているよ!
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藤川社長の思い描く未来

では、最後に世代を超えて持続していく本山町にしていくために、藤川社長はどんな取り組みをしていくのかを教えてください!

もちろん、今後も色々なことに挑戦していく予定だけど、何が伸びていくのかはまだ分からないね。
でも、「ローカルな事をグローバルに発信していく」というのは1つのキーワードだと思っているよ。

ローカル?グローバル??
どういうことですか???

つまり、本山町で起きていること(ローカル)を、外部(グローバル)に広く発信していくということ!
そういう意味では、君たちにお願いしている「れいほくTV」は大きな意味を持っているんだ。

なるほど・・・!
かなり責任重大な仕事ですね!!!
藤川工務店ではFacebookでの発信にも力を入れている(藤川工務店Facebookより)
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そうだよぉ〜。
でも、同時に現場でのローカルなことを、おろそかにしてはいけない。
ローカルを磨く、個人を磨く、発信したいコミュニティーを磨くってことが重要だね

なんとなく分かるけど、難しそうだなぁ〜。

そんな事ないよ!
簡単に言うと、自慢探し・歴史探し・魅力探しをすれば良いのさ。

なるほど!
そう考えると分かりやすいです!
嶺北には自慢できる事が一杯あるもんね♫

いいぞ!その調子だ!!
真顔くん・田舎ディベロッパーくん、今後もれいほくTVをよろしく頼むよ!

はい!!
ドーーーーンと任せてください!!

もう、真顔くんはすぐ調子に乗るんだから笑

へへへ・・・。
社長!今日はありがとうございました!
みなさま、今後も「れいほくTV」をよろしくお願いします!