都会生まれの私が大学を休学して限界集落に1年住んでみたリアルな感想。

留学と聞くと日本国外への留学をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、今回インタビューしたあかりんごさんは、神戸大学を1年間の休学し、高知の嶺北地域で過ごしたんだとか…!

まさに、国内留学ですね!

しかし・・・、

なぜ、あかりんご さんは休学をしたのでしょうか?

そして、なぜ高知嶺北で1年を過ごすことを決めたのでしょうか?

嶺北ではどんな暮らしを営んでいたのでしょうか?

今回はちょっと踏み込んで

  • 嶺北で生活する上でのお金事情
  • 嶺北での暮らし
  • どんな仕事をしていたのか

などなどについて、お話を聞いてきました!

大学生が嶺北で得た学びや、キャリア教育という観点で嶺北が持つ魅力に迫ります!!

ここなら成長できるという直感

あかりんご さんのプロフィール

神戸大学農学部3回生を休学中。ニホンジカの廃棄問題に取り組む団体「み じ か」の代表。休学中は鹿ライターとして、鹿の魅力を発信する。座右の銘は「捉え方が10割」Twitterはこちら

ーーーあかりんご さんは今、大学生なんですよね?

神戸大学の農学部に所属しています。

今は休学中で、学年としては3回生になります。

ーーー休学のきっかけは何だったんですか?

3回生の終わりに、将来について考える機会があったんです。

当時、会社に就職することだけが全てではないと思っていました。

ーーー就職以外の選択肢とは、何だったのでしょう?

フリーランスとして個人で活動することです。

会社に勤めず、自分が選んだ場所で、自分が選んだ人と仕事をすることにとても興味がありました。

ーーーそれで休学を?

このまま研究室に進み、就活をして、就職をする。

トントン拍子に進むのではなく、一度立ち止まって「じゃない方」の生き方を試してみたかったんです。

ーーーそこで高知県の嶺北地域を選んだのはどうしてですか?

TwitterでNPO法人ヒトマキ の1年限定シェアハウス を見つけたのがきっかけです。

NPO法人ヒトマキ

「何度でも生き方を選ぼう」をスローガンに高知の山奥で活動するNPO法人。否定されない環境で、自分が望む生き方について向き合えるマキワリプログラム など、古民家を活用して若者たちのキャリア支援/就労支援を行う。HPはこちら

シェアハウスという生活や、高知県での山奥暮らし

ここでなら成長できるという直感で、高知県へ行くことを決意しました。

ーーー反対されたりはなかったのでしょうか?

休学することは、一般的ではありません

「逃げてるだけ」「休学して意味あるの?」「早く卒業して働いた方がいい」

実はこうした意見をもらうこともありました。

ーーーそういった意見に対して、あかりんごさんはどう思いましたか?

ただ私はそうした言葉よりも、流されるままに人生を決める大きな決断をする方が怖かったんです。

しかし簡単には理解されないのも分かっていたので、親や友達には丁寧に何度も説明しました。

高知県での生活は、まるで異世界

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シェアハウスから歩いて行けるお気に入りスポット。

ーー高知県では、まず何を始められましたか?

自分で決めた生き方を試すことが目標だったので、まずはフリーランスとして仕事を始めました。

文章を書くライターとして、個人で仕事を受注していたんです。

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自分の部屋でパソコンを広げ作業する。

ーーー1日はどういったスケジュールで過ごしていたのでしょう?

朝6時に起きて仕事をバリバリこなし、12時には終えることを目標にしていました。

午後はゆっくり映画を見たり昼寝したり…。

自分で生活リズムを決められるフリーランスってすごい!と実感しました。

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シェアハウスのウッドデッキで鹿肉を焼くあかりんご さん

ーーーその後はどのように発展していったのでしょう?

ウェブメディアにて記事を書いたり、嶺北地域のメディアのライターを務めるようにもなりました。

繋がりができてどんどん仕事が増えていくのは、楽しかったですね。

※何を隠そう、当メディアの取材ライターを担当してくれていたのがあかりんごさんだったのです!

ぶっちゃけ!嶺北のあれこれ

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シェアハウスメンバーとのお別れ会

ーーーここからは、ぶっちゃけ話です(笑)
   実際、お金に関してはいかがでしたか?

いきなり、お金の話ですか(笑)

ぶっちゃけて言うと…生活費は8万円くらいした。

ーーーその内訳はどんなものだったのでしょう?

私が住んでいたシェアハウスの家賃が4万円で、食費が1万円強。

本や工具、交通費が全部で2〜3万円くらいでした。

もっと家賃が安い物件もあるので、もう少し節約すれば5万円くらいでも十分生活できると思います。

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高知の山々を見ながら食べる白飯は最高。

ーーー生活費の安さは、嶺北地域の魅力ですね。

外食費や交際費などが少なくて済むので、出費は自然と抑えられるんです。

自炊中心のヘルシーな食生活が健康にも良かったのか、高知での1年間は風邪をひきませんでした(笑)

ーーー嶺北での暮らしはいかがでしたか?

とにかく、静か!!

騒音の無さには、驚きました。

ーーー具体的に、どういった場面で感じましたか?

夜、布団に入って寝る前です。

自分の呼吸音の他には、何も聞こえないんです。

夏には虫の鳴き声なども聞こえて、「最高だな〜」と思いながら眠りについたことを覚えています。

https://twitter.com/akaringo252588/status/1302953995984543744?s=20
たまに家の中で虫の声が聞こえることもあるそう。

ーーーでは、利便性はどうでしょう?
   田舎は不便だというイメージが勝手にあるのですが…

そうですね。

確かに、スーパーは自転車で30分

コンビニも1つしかありませんし、外食できる店もほとんどありません。

ーーーあかりんご さんにとって、その点はいかがでしたか?

捉え方次第にはなりますが、私の場合はプラスでした。

出費が抑えられるし、外界から隔たれている分、自分のやりたいことに集中できる環境だったと思います。

ーーー捉え方次第…とは、それがマイナスに働く場面も経験されたということでしょうか?

例えばレシピを見ていて「買い忘れた!」という時とか(笑)

また病気にかかった時、誰かに運転してもらわないと病院に行けないのは少し不安要素かもしれないですね。

ーーーでは次に、関西にいる友人との関係はいかがでしたか?

大学に行かなくなったので、疎遠になってしまった友達もいます。

でもだからこそ、自分にとって本当に大切な仲間が分かったのも、正直なところです。

嶺北の魅力は「ない」が「ある」

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高知県で過ごしたシェアハウスの様子

ーーー全ては捉え方次第ですね。
   1年間、住んでみて感じる嶺北の魅力は何ですか?

もしかしたら嶺北の方に怒られるかもしれませんが(笑)

「何もない」が「ある」ことだと思います。

ーーー「ない」が「ある」とは、どういうことでしょう?

私が生まれ育った都会では、食べ物や服など…全てのものが常に揃っています。

逆に言えば、「ない」ものが「ない」んです。

ーーー確かに、都会では何でもあるイメージがあります。

嶺北地域では、人がいない。

そして家がない、店がない、音がない。

だからこそ、自分の本当の声を聞いて、本当に欲しいものが分かる気がするんです。

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大自然には心が洗われるという あかりんごさん。

ーーーなるほど…!他に、嶺北の魅力はありますか?

面白い生き方をしている人が多い!

これは、嶺北ならではだと思います。

ーーー詳しく教えてください!

例えば仕事を辞めて、山奥の中の山奥でたくさんの動物を飼い生活している方。

自分で山から木を切り、家を建てようとしている方。

海外放浪の末に嶺北に移住した方。

様々な方向性で面白い暮らしをされている方が多くいらっしゃるので、毎日が刺激的で。

淀みない日々を送ることができました。

※嶺北に住む様々な人々に関しては「れいほくTVインタビュー」にて!

生き方はもっと自由で良いと気付いた

川のほとりで瞑想する様子。

ーーー1年間休学をされて、これからの指針は決まりましたか?

実は決まっていません(笑)

ただ1年休学して分かったのは、生き方は自由でいいということです。

ーーーどういうことでしょうか?

先ほど言ったことにも重なりますが、嶺北には本当に面白い生き方をしている方がたくさんいます。

いろんな選択肢があっていいし、それを楽しみながらやれば、きっと上手くいく

嶺北での生活で、そういったことを学びました。

ーーーあかりんご さんにとって、嶺北はどのような存在になりましたか?

故郷ですね(笑)

今年度は、自分と向き合い続けた1年でした。

いろんな方と関わりの中で、刺激を受け、そして悩み、自分なりに答えを出し続けてきました。

そうしてできた自分の軸みたいなものは、嶺北にあります

ーーー故郷…実家以外に帰りたくなる場所ができるのは、素敵なことだと思います。

帰る故郷があるからこそ、めいいっぱい挑戦しようと思えます。

失敗したら、また嶺北に帰ってくるつもりです(笑)

ーーー1年を経ていろんな経験をされたんですね!
   今回は、ありがとうございました!

このメディアの運営者

田舎ディベロッパー君

高知県嶺北地方をPRする『れいほくTV』の編集長 普段は、藤川工務店で田舎を開拓する仕事に幅広く従事! 好きな食べ物は、『きゅうり・キウイ』などミドリの食べ物。 冷静沈着に淡々と事を進めるのが得意。

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