こちらは嶺北地域の魅力を発信する「れいほくTV」の編集部。
ある日、土佐町でアーティスト活動をしている方がいるとの情報をキャッチしました!!
早速、連絡をしてお伺いしてみると、周りの景色が見渡せる高台の上に、ドンと立つのは何と牛舎を改造したアトリエ!!!
ここで、川原将太(かわはらしょうた)さんはアーティスト活動をしているんだとか。
「絵を描くことは、自分自身の存在証明」
こう語る川原さんは、一体どんな生活を送っているのでしょうか?
今回は、特別にアトリエの中を見学させて頂きました!!
自宅兼アトリエ!?川原さんの生活とは?
川原さんのアトリエ
2015年から土佐町に移住した川原将太さん。このアトリエは移住当時、牛舎だった。今ではアトリエに使っているという建物。その中はいったいどうなっているのでしょうか。
ーーー川原さんは現在、どのような生活をされているのでしょう?
こちらの家で活動をしながら生活をしているのですが、ここはもともと牛舎でした。
そこの2階にあった物置を借りて生活しています。
ーーー牛舎だったんですね!
当時は荷物がたくさん置いてあったんですが、今では生活できるくらいに片付けて、家具も揃っています。
そのドラム缶ストーブも自分で作ったんです!
ーーー自分で作ったんですか!?煙突もですか?
ドラム缶の下をくり抜いて、あとは上に煙突を取り付けるだけ(笑)
窓もくり抜いて、煙突が通るように改造しました。
ーーーこのカップは、もしかして川原さんがお作りになったものでしょうか?
はい。陶芸で作ったものです。
飲みにくいでしょ(笑)
でも、見て楽しんでもらったら嬉しいなと思って作ってるんです。
ーーーこちらには画材が並んでいますね!
製作するときは、この机に絵具などを置いて使っています。
油絵具だけじゃなくて、色んな道具を使うんですよ。
ーーー絵は、どういう工程で描かれるんですか?
初めは紙にスケッチして、それをパソコンに取り込み、なぞったり、色を変えてみたりして調整します。
そしてそれをキャンバスに描いていくんです。
ーーーなるほど…!カラフルな色に囲まれているだけでワクワクしてきてしまいます!
アトリエを見つけた経緯とは
ーーーこちらのアトリエを見つけた経緯を教えてください。
移住前から、アトリエはずっと探していました。
移住促進で家の紹介もしていたから目をつけていた物件はあったんです。
ですが、その物件はタイミングよく埋まってしまいました(笑)
ーーーその後はどうされたのでしょう!?
諦めかけていた時、地域の方から声がかかって。
「他の人には紹介できへんけど、将太くん、こういうところがいいんやろ?」と。
見せてもらった物件が、ここだったんです。
ひと目見て、「まさにここです!!!!」となりました(笑)
ーーーここであれば、アトリエになると思われたんですね。
アトリエは広さが重要です。
キャンパスは大きいし、作品も保管できるスペースが必要。
畳の上に絵具をこぼしちゃうかも、と思うと作業しにくいし…。
ですが、ここであればアトリエにぴったりです!
ーーーなるほど!ずっと探していたアトリエが見つかったんですね!
土佐町に移住した1番の要因は、アトリエが見つかったことですね。
見つからなかったら、土佐町には住んでいなかったと思います。
ーーー運命の出会いですね!移住先の決定って意外とそういった偶然が重なって決まるという事の方が多いのかもしれませんね。
そうかも知れませんね。
アンテナを高く張りつつ出会いを大切にすると良いと思います!
ーーーなるほど・・・・。納得です。本日は貴重な作業空間を見せて頂きましてありがとうございました!!
いえいえ!こちらこそ、ありがとうございました!
嶺北にはまだまだ可能性がある
自然や農業・林業で有名な嶺北地域ですが、こうして見ると、自然環境以外にも、可能性はまだまだあるように感じます。
使わなくなった建物や農地なども多いですし、「個人の活動×使われなくなってしまった資源」という観点で考えれば活用法は無限にあります。
また、川原さんのように豊かな発想に基づいて、挑戦を続ける人が数多くいることが一番の地域の魅力なのかも知れません。
嶺北にお住まいの方も、移住を検討されている方も、嶺北には無限の可能性があることを感じていただければ嬉しいです。
れいほくTVでは、今後も嶺北地域の魅力について発信して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします!!
コメントを残す