土佐町・石原でキャンプ場!シャワークライミング!おきゃく?仕掛け人の前田さんに話を聞いてきた!

土佐町の山奥・・・・。

石原という場所には、大学生・サーカスパフォーマー・林業を目指す方などなどたくさんの人が集まっているんだとか。

しかも、そしてそのまま住んでしまったという人もいるんだとか!!!???

「なぜ石原には人が集まるのか?」

私たち「れいほくTV」では、この疑問のキーマンとなる前田和貴さんにインタビューしてきました!

ぜひ、人が集まる秘密を覗いてみてください!

石原で人を「つなぐ・つなげる」

前田和貴さんのプロフィール

2015年に土佐町・石原へ地域おこし協力隊として家族で移住。土佐町の情報発信、シャワークライミング・キャンプといった自然体験プログラム、「おきゃく」という宴会などイベント企画、移住者の呼び込みなど、「つなぐ・つながる」をコンセプトに活動する45歳。

ーーー現在はどういった活動をされているんですか?

omoyaという屋号で、イベントの企画、キャンプ場の運営自然体験プログラムの開催土佐町の情報発信をしていて、奥さんは地元の食材を使ったお弁当やお菓子を作ったりしています!

ーーーそれらは、どういった内容なのでしょう?

キャンプ事業では、家のそばにあるキャンプ場の管理業務を行なっています。

テントや寝袋など、キャンプの備品は貸し出すので、手ぶらでキャンプに来られるんです。

廃材などを活用して自作したウッドデッキ

また、自然体験としては、夏にシャワークライミングを行っています。

僕と、もう1人のインストラクターとともに川上りを楽しんでもらうんです。

ーーーなるほど…その他にはありますか?

石原でイベントを定期的に開催し、いしはらの里というメディアで発信をしています。

おきゃく」もその一つです。

ーーーおきゃく…って何ですか?

「おきゃく」は、土佐町の言葉で「宴会」を意味する言葉。

僕自身、とてもお酒を飲むのが好きで(笑)

人が集まってワイワイと話している場を作りたくて、そういったイベントの企画・運営も行っています。

いしはらの里コミュニティセンターで行われたビアガーデンの様子(いしはらの里HPより)

ーーーその中で、人との繋がりが深まっていくんですね。

そうですね!というのも、僕自身の活動コンセプトが「つなぐ・つながる」なんです。

イベントを通して地域内外の人、お年寄りと学生、学生同士…様々な人が繋がります。

こうして、輪が広がっていくのが好きなんです。

ーーーその結果として、地域を盛り上げようという思いがあるんでしょうか?

僕1人の力は限られています。

石原を盛り上げていくには色々な人の力が必要なんです。

人の輪を広げていくことで、結果的に石原、土佐町、そして嶺北地域が活気付いていけばと思います!

移住のきっかけは子育て

夏に行われる1泊2日の自然学校「いしはら塾」(いしはらの里HPより)

ーーー移住される前は、どのような活動をされていましたか?

僕は高校生時代まで、高知県の中央南部にある春野町に住んでいました。

そこからアメリカに行くぞ!と思い立ちアメリカの大学で6年間過ごしました。

ーーーその後はどんな活動をされたのでしょう?

東京で4年間、仕事をしながら音楽活動をやっていました。

その後は今の奥さんの地元である京都で7年。

そしてそこで、子どもが生まれたんです。

ーーー子どもが生まれたことで、変化はありましたか?

子育てをする上で、自分の幼少期を思い出したんです。

自然の中で駆け回って遊んだことを思い出し、子育ては高知県でしたいと思うようになりました。

ーーーそこで、高知県に移住をしたんですか?

初めは高知県の高知市に住んでいました。

ですがそこでの生活は家が狭かったり、自然が少なかったりと、自分が思い描いていたこととは違う部分が多々ありました・・・。

ーーーどんなきっかけで、土佐町を知ったんですか?

「本山町に汗見川ってきれいな川があるで」と親しい人に教えてもらい、生まれて初めて家族で嶺北地域を訪れました。

ーーー初めての嶺北は、いかがでしたか?

高知市から工石山を超えて嶺北地域に入り、車を進めている途中で、視界の前にパッと広がった棚田の景色に衝撃を受けました。

「何じゃこりゃ!?すごいなこれ!!!」と。

そして次に、綺麗な川です。

「めっちゃ綺麗!!これはすごい!!」と思ったんです。

そこから、頻繁に嶺北を訪れるようになりました。

汗見川の特徴は、驚くほどの透明度と独特の青色 (撮影:れいほくTV編集部)

ーーーどういう経緯で移住されたのでしょう?

土佐町に、地元の常連さんが集まるカフェがあったんです。

そこへ通うようになって、地元の方と繋がりができました。

そうして移住に関する情報交換をする中で、地域おこし協力隊という制度があることを知りましたね。

ーーーそこで、地域おこし協力隊に就任されたんですね。

2015年から地域おこし協力隊として、家族で石原地区へ移住しました。

協力隊として、先ほど説明した「おきゃく」などのイベントを始めたんです。

いしはら七夕まつりの様子(いしはらの里HPより)

ーーー家族で移住される際、家族の反対はなかったですか?

奥さんには最初、反対されました(笑)

「東京、京都、高知市内…どれだけ引越しするの!?」と。

ですが住めば都というように、今ではこの土地に愛着を持って暮らしています。

ーーー田舎での子育てはいかがでしたか?

予想をはるかに上回るレベルで・・・良かったです。

ーーーどんなところが良かったのでしょう?

地域全体で子どもを見守るという雰囲気です。

石原では、地域の方が子どもの様子を見守ってくれています。

たまに子守りをしてくれたり、帰りが遅くなった時には「〇〇ちゃん、さっきここで見かけたから帰りが遅くなると思う」と連絡をくれたりするんです。

地域の方が子どものことを知ってくれていて、いろんな大人の目によって子どもが見守られていることでとても安心感を得られます。

地域の方と子どもたちとの接点が多いので、子どもたちも地域の方からいろんな話を聞かせてもらえたり、いろんな体験をさせていただいています。

土佐町、石原に暮らしているからこその体験がたくさんあり、子どもたちにとっても良かったんじゃないかと思っています。

ーーーそうすると、地域の方との距離感が近過ぎて…ということはないですか?

石原の方は、僕ら家族に対して「適度な距離感」で接してくれることがありがたいです。ポジティブな干渉をしてくれるんです。

「どうせ無理」というネガティブな干渉でもなく、かといって無関心でもない。

何か新しいことに取り組もうとする時は、見守ってくれたり手伝ってくれたりします。

そういった空気感というか、「人」が大好きなんです。

ーーーなるほど…前田さんが地域の方と関係性を築くことができた秘訣はありますか?

自分が何者であるか、何をしたいのかを伝えることだと思います。

地域で何かをするには、地域のことを知ることも大切。

ですが、自分は何者で、どういうことをしたいのかを伝えることも重要なんです。

僕の場合だと、外の人に向けた情報発信を土佐町の人も見てくれていました。

そういった発信や何気ない会話の中で、自分がどういう人間か、自分がやりたいことはどういうことかが伝わっていったのだと思います!

前田さんのこれから


前田さんが事業のお手伝いをされている「いしはらの里」のHP

ーーーそれでは、前田さんのこれからのビジョンを教えてください。

今の若い世代に、石原や土佐町や嶺北地域について興味を持って欲しいです。

そしてこの地域で何かやってみたいなと思う人が、それを実現できる環境を作りたい。

だから僕自身も挑戦を続けるし、人を受け入れる場合はその人が一番活躍できそうな環境作りのサポートを全力で行います。

ーーー例えば、どんな人が石原に来るのでしょう?

高知大学の学生が実習で、またはプライベートで定期的に石原へ来ています。

大学を1年休学して石原に住んでいる女子大生もいますね。

取材当日も石原で行われていた「やまさとの市」には大学生や地域外の人が集まっていました。

また最近ではサーカスでパフォーマーをされている方が、短期滞在を経て春から住むことが決まりました。林業と家具作りの両方を目指す方も石原に暮らしています。

本当に、色々な人が石原に関わってくれています。

ーーーまさに人を呼び込む天才ですね!活動のコンセプト「つなぐ・つながる」に一貫していますね。構想しているアイデアはありますか?

短期滞在型の移住体験プログラムです。

石原で1週間〜1ヶ月ほど滞在する中で、地域の方から話を聞いたり、家事や農作業のお手伝いをしたり、一緒にお酒を飲んだり、地域の方との交流を通じて、石原や土佐町での暮らしを体験してもらいます。

場合によっては、短期アルバイトも紹介することもできます。

事前にどんな暮らし方を希望しているか話を聞かせていただき、滞在中にどういう人と会ってもらうか、どういう体験をしてもらうかを相談しながら決めます。

そういったカスタマイズ型の移住体験プランを考えています。

ーーーどんなカスタマイズ方法があるのでしょう?

地域には農業、林業、畜産、福祉、医療、サービス業など、いろんな生業で暮らす方がいます。

さらに集落には集落ごとの特色があり、環境も異なります。

どういう暮らし方をしたいのかによって、会ってもらう人や、案内する場所や、地域で収入を得る方法などを提案していけたらいいなと思います。

その方のイメージに合わせて、移住プランをカスタマイズできたら面白いと考えています。

プランが完成する前でも、石原に興味のある方は「いしはらの里」Facebookページの方に連絡を頂ければと思います!

ーーーとてもワクワクしますね!貴重なお話をありがとうございました!!

「ポジティブな干渉」という心地よさ

石原で活動する中、大変だったことを探すも思い当たらない前田さん

自分のやりたいことを見守り、応援してくれる地域のポジティブな干渉。

これこそ、前田さんが過ごしやすいと感じた理由だと思いました。

前田さんに、大変だったことは?と聞いても「うーん…」と考え込む程。

それくらい、新しいことを受け入れ変化する地域の雰囲気があるのでしょう。

そしてこの雰囲気は、やはり1日2日では感じることができないのではないかと思います。

だからこその短期滞在型+カスタマイズ型の移住体験プログラム。

これからの展開に目が離せません!

もっと知るには?

土佐町の情報発信「土佐町こじゃんとえいね!」Facebookページはこちら

石原地区の情報発信「いしはらの里」Facebookページはこちら

このメディアの運営者

田舎ディベロッパー君

高知県嶺北地方をPRする『れいほくTV』の編集長 普段は、藤川工務店で田舎を開拓する仕事に幅広く従事! 好きな食べ物は、『きゅうり・キウイ』などミドリの食べ物。 冷静沈着に淡々と事を進めるのが得意。

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